Summary がん領域における栄養サポートの効果は証明されていない。しかし,データを解析すると改めて栄養不良が多いことに気づく。栄養サポートチーム(NST)活動を効率的に行うには,スクリーニングから介入までを連動させることが重要であり,スクリーニングツールの選択がその第一段階となる。現時点では介入による直接の恩恵は得にくいが,目的を明確にしたうえでの介入には意義があると考えられる。