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NST活動の現状と今後の展開

NSTスタッフの教育体制と認定制度 日本病態栄養学会の教育制度

中屋豊

栄養-評価と治療 Vol.28 No.4, 25-29, 2011

Summary
日本病態栄養学会は(管理)栄養士の資質向上のための研修を提供し,専門栄養士(病態栄養専門師,NSTコーディネータ)の認定を行ってきた。教育プログラムとしては,「教育セミナー」,「NST講習会」,「NST実技講習会」,「NSTセミナー」などがある。2010年度からNST加算が認められ,医師,看護師,薬剤師を含めたNSTスタッフの研修,認定を開始している。

Key words
■ 病態栄養専門師 ■ NSTコーディネータ ■ 病態栄養専門医 ■ NST加算

Ⅰ はじめに

 日本病態栄養学会は,臨床の現場で活躍するために,管理栄養士(栄養士を含む。以下,栄養士)の資質向上のための学習の機会が増すことを目指して設立された。そのため,学会員は大部分が栄養士である。その他,医師が2割程度占めるが,年次学術集会でも栄養士の出席が多く,内容も栄養士を対象としたものが中心となっている。栄養管理の対象は慢性期が多かったが,最近では急性期のものも多くなってきている。学会期間中でのセミナー,シンポジウム以外に,いくつかの教育講演(セミナー)があり,栄養士の資質向上に貢献している。また,認定制度も古くから行われており,それぞれの制度で多くの認定者を輩出している。
 2010年,栄養サポートチーム(nutrition support team;NST)加算が開始され,その必要メンバーが医師,看護師,栄養士,薬剤師となった。当学会では,従来栄養士(一部医師)のみの研修の提供と専門職の認定を行ってきたが,NSTの研修要件に「栄養管理のための専門的な知識・技術を有する看護師,薬剤師及び管理栄養士等の養成を目的とした研修であること」と明記されているため,研修には新たに薬剤師,看護師も受け入れるようにした。

Ⅱ 従来の認定制度

 日本病態栄養学会は,臨床における栄養状態の評価,栄養補給,栄養教育などの栄養管理能力を有する栄養士を養成するために,2002年度から「病態栄養専門師」の制度を制定した。病態栄養専門師の受験資格を表1に示す。

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