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みんなですすめる臨床栄養管理

第18回 医療法人財団明理会鶴川サナトリウム病院栄養科

松永裕美子

栄養-評価と治療 Vol.28 No.4, 5-11, 2011

傷病者の栄養状態を改善する方策は,病気の予防,治療に応用できることが多くの研究で明らかにされてきた。しかし,普通に食べることができず,食欲を失い,消化・吸収能力が低下し,エネルギーや栄養素の必要量が増大し,さらにこれらの合成能力が低下した傷病者に対して,適正な栄養状態を改善,維持することは簡単な話ではなく,多くの専門家の知識と技術が必要になる。そこで本連載では,チームワークにより積極的に栄養管理に取り組んでいる事例を紹介していきたいと思う。
(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部長 中村丁次)

執筆者紹介

●略 歴
1998年 医療法人財団明理会鶴川サナトリウム病院入職
2003年 医療法人財団明理会鶴川サナトリウム病院栄養科副主任
2004年 医療法人財団明理会鶴川サナトリウム病院栄養科主任
2005年~医療法人財団明理会鶴川サナトリウム病院NSTチーフディレクター兼務,現在に至る
●資 格
日本静脈経腸栄養学会認定NST専門療法士,西東京糖尿病療養指導士,日本栄養士会認定TNT-Dインストラクター,日本糖尿病療養指導士
●所属学会・研究会
日本栄養士会,日本静脈経腸栄養学会,日本病態栄養学会,日本褥瘡学会,東京都病人栄養研究会(事業部役員),町田・地域栄養サポートネットワーク(代表世話人)

①小倉加代美(看護師),②藤澤靖彦(医師),③松永裕美子(管理栄養士),④関本 司(薬剤師),⑤望月貴子(管理栄養士),⑥坂入伊久美(臨床検査技師),⑦三上結生(臨床検査技師),⑧村山秀人(精神保健福祉士)

●後輩栄養士の方々へ
“食”は人に良いことをするという意味から成る漢字です。食べることで,人の身体は日々作りかえられています。私たちはその食を司る管理栄養士ですから,技術とコミュニケーション能力を磨いて,人に貢献できるような仕事をして,どの職種でも代われない管理栄養士としての立場を確立していきたいですね。そうすれば,いつか子どもたちのなりたい職業の上位に入るような,夢がもて,やりがいのある職業として認知される日も来るかもしれません。

はじめに

 当院は,神奈川県との県境沿いに位置する東京都町田市の丘陵に囲まれた一角,最寄りの小田急線鶴川駅・京王相模原線若葉台駅から離れた緑豊かで閑静な場所にある。病床数587床,内科・老年内科・精神科・老年精神科を診療科目として掲げ,一般内科および老人内科と老年認知症の治療を主体とした精神科を併設する病院である。それぞれの病棟に内科,精神科の医師が常駐し,密に連携をとり患者の治療にあたっている。

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