SUMMARY
外科患者ではさまざまな原因で全身性炎症反応症候群(SIRS)が発症しえる。SIRSの診断基準は明確であるが,その病態・病期によって免疫系細胞の機能・抗炎症反応の強さは異なるため,SIRSにおける画一的な栄養療法は確立していない。しかし,代謝と異化の亢進に対する代謝サポート,免疫系細胞の機能正常化・酸化ストレス軽減と抗酸化能改善のための経腸栄養や免疫栄養などの利用が重要であることは確かである。
全文記事
炎症と栄養
外科におけるSIRSと栄養
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.28 No.3 42-45,
2011
著者名
深柄和彦
/
安原洋
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
栄養管理
診療科目
一般外科
/
その他
媒体
栄養-評価と治療
Key Words
炎症性メディエーター
/
酸化ストレス
/
低栄養状態
/
Immunonutrition
/
Pharmaconutrition
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。