SUMMARY
肝硬変患者では,炎症性サイトカインである腫瘍壊死因子(TNF)-αは肝硬変の病態の進展と相関し活性化されている。また,活性化されたTNF-αは肝硬変患者のエネルギー代謝と相関を認め,たんぱく質・エネルギー栄養障害(PEM)の一因となっている。また就寝前軽食(LES)は,単に絶食時間を短縮しエネルギー飢餓状態を改善するのみでなく,TNF-αの低下をもたらし代謝状態の改善に寄与していると考えられる。
全文記事
炎症と栄養
肝硬変における炎症性サイトカインとエネルギー代謝
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.28 No.3 29-33,
2011
著者名
白木 亮
/
森脇 久隆
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
消化器
/
栄養管理
診療科目
消化器内科
/
その他
媒体
栄養-評価と治療
Key Words
肝硬変
/
腫瘍壊死因子(TNF)-α
/
エネルギー代謝
/
非蛋白呼吸商(npRQ)
/
就寝前軽食(LES)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。