SUMMARY
主観的包括的栄養評価(SGA)は特別な器具や装置を用いることなく,患者の病歴と身体所見のみから実施可能な栄養アセスメント法として報告された。一方,わが国では専ら栄養スクリーニングに用いられており,妥当な選択といえる。SGAは,身体計測値や血清アルブミン濃度など客観的栄養指標とよく相関し,軽度の低栄養患者を拾い上げにくいが中等度以上の低栄養患者を効率よくスクリーニングできるという特徴がある。このような特徴を十分理解することにより,SGAの効力を最大限に発揮できる。
全文記事
栄養アセスメント ─基礎から臨床へ─
1.栄養スクリーニング手法 (1)SGA(主観的包括的栄養評価)
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.28 No.2 18-21,
2011
著者名
森澤茜
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亀井千広
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鈴木富夫
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加藤 昌彦
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
栄養管理
診療科目
その他
媒体
栄養-評価と治療
Key Words
栄養スクリーニング
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栄養アセスメント
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客観的栄養指標
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病歴
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身体所見
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。