SUMMARY 身体計測,血液生化学的指標,基本的ADL(bADL),骨密度,併存疾患指数,食事量との関連を調査し,MNA®の有用性について検討した。MNA®の点数分類のうち,栄養状態不良群はほかの2群に比べbADL,身体計測,骨密度の値が有意に低下していた。また,栄養状態良好群,栄養不良リスクあり群,栄養状態不良群の順に摂食率が低下する傾向がみられた。MNA®は高齢者の身体状況全般を反映するツールとして有用な可能性が考えられる。