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第32回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

膵機能不全患者における膵消化酵素補充療法による栄養指標および血糖コントロールの変化

今昭人丹藤雄介柳町幸松橋有紀近澤真司三上恵理佐藤史枝柳町悟松本敦史田中光須田俊宏中村光男

栄養-評価と治療 Vol.26 No.6, 46-50, 2009

『SUMMARY』 非代償期慢性膵炎や膵切除に伴い膵機能不全状態になると, 膵性脂肪便をはじめとする消化吸収障害や膵性糖尿病が出現する. われわれは膵機能不全患者に対して膵消化酵素補充療法を行い, その結果, 栄養状態は改善を示した. さらに膵性糖尿病に対しインスリン注射回数とインスリンの種類の変更を行った結果, 低血糖発作の発生頻度は減り, 血糖コントロールは改善を示した. 『I 緒言』 膵臓は内分泌機能および外分泌機能を有する唯一の臓器である. したがって膵疾患があると膵内分泌機能不全, 膵外分泌機能不全が同時に生じる可能性がある1). 膵外分泌機能不全では消化管への膵消化酵素の分泌が低下し, 炭水化物, たんぱく質, 脂質の消化吸収障害が出現するため栄養障害が引き起こされる. わが国では日常脂肪摂取量が40g/日以上(~70g/日)で, 糞便中脂肪排泄量が5g/日以上の場合を脂肪便と定義している2). また, 膵外分泌機能の低下に伴った脂肪便(膵性脂肪便)を呈する場合を膵外分泌機能不全と定義する.

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