全文記事
用語解説
lean body mass
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.26 No.4 61-62,
2009
著者名
鷲澤尚宏
記事体裁
用語解説
/
全文記事
疾患領域
栄養管理
診療科目
循環器内科
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心臓血管外科
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呼吸器内科
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脳神経外科
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消化器内科
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小児科
/
消化器外科
媒体
栄養-評価と治療
「POINT」栄養評価において体重測定は重要であり, 測定値の変化が問題となるが, これはlean body mass(LBM)の変化が栄養状態をよく表すからである. その値には多くの修飾因子があるため, 体重をそのまま評価するのではなく, 浮腫による圧痕など補助的な理学的所見と併せて評価することは, 日常的に行われている. LBMの間接的測定法である2重エネルギーX線吸収測定法(DXA)や生体インピーダンス測定法(BIA)もそれぞれに修飾する因子が存在するため, 測定条件が異なっているか否かを同時に記録し, 値の評価にも活かさなければならない. 「lean」は脂身のない赤身の肉を意味する. したがって, イメージとしては脂肪組織を除いた筋組織の量を示すことになる. 栄養評価において, この言葉が何を意味するかが本稿のテーマである. われわれは日常的に体重変動をもって栄養評価を行うことが多い.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。