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中心静脈栄養法の合併症と対策―最新の知見・工夫から―
カテーテル敗血症予防対策の理論と実践
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.26 No.4 30-34,
2009
著者名
曺英樹
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
感染症
/
栄養管理
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
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呼吸器内科
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脳神経外科
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小児科
/
消化器外科
媒体
栄養-評価と治療
「SUMMARY」中心静脈カテーテル(CVC)は中心静脈栄養, 周術期管理, 化学療法, 呼吸・循環器管理など診療科を問わず, 多くの臨床の現場で利用されている. 一方, カテーテル関連血流感染症(CRBSI)はCVC留置中に比較的高頻度に発症する重篤な合併症である. CRBSIは正しい理論に基づいて管理することにより予防することが可能である. 院内感染の対策の一環としてsystematicに管理することが重要である. 「I はじめに」中心静脈カテーテル(central venous catheter;CVC)を用いた中心静脈栄養法(total parenteral nutrition;TPN)は外科的疾患をはじめ, 多くの疾患の栄養管理に用いられている. また, CVCは栄養管理だけでなく, 周術期管理, 悪性腫瘍に対する化学療法, 呼吸・循環器疾患の長期薬剤投与, モニタリングなど診療科を問わず, 多くの臨床の現場で利用されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。