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第31回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

コレステロール吸収不良は栄養状態に影響を及ぼすか

栗原真澄三上恵理佐藤史枝田中光柳町幸長谷川範幸丹藤雄介中村光男

栄養-評価と治療 Vol.25 No.6, 41-44, 2008

今回, コレステロールの吸収を特異的に阻害するエゼチミブ(ゼチーア(R))を用いてコレステロール吸収不良を起こさせたところ, 血中コレステロール濃度は有意に低下したが, 血中アルブミン濃度およびBMIに変化は認められなかった. すなわち, コレステロール吸収不良のみを引き起こしても, 栄養状態への影響はほとんどないことが示唆された. 「I はじめに」血中総コレステロール濃度(total cholesterol;TC)および血中アルブミン濃度(albumin;Alb)は, 膵外分泌不全1)などの消化吸収不良を起こす疾患や小腸切除術後2), コレステロール合成能の低下する肝硬変3)の患者において, 栄養状態を把握するパラメーターとなっている. 食事中のコレステロールや胆汁中のコレステロールは空腸に存在するコレステロールトランスポーターによって空腸上皮に取り込まれる4)5). このトランスポーターはNiemann-Pick C1と相同性のある蛋白として近年同定され, Niemann-Pick C1 Like 1(NPC1L1)と名づけられた6).

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