<< 一覧に戻る

用語解説

核内受容体スーパーファミリー

峯山智佳窪田直人門脇孝

栄養-評価と治療 Vol.24 No.6, 68-72, 2007

核内受容体は低分子脂溶性シグナル因子をリガンドとする転写制御因子で, その構造上の特徴から遺伝子スーパーファミリーを形成している. 核内受容体はリガンド依存性に標的遺伝子のプロモーター領域に結合し, さまざまな転写共役因子と複合体を形成することによって, 標的遺伝子の発現を転写レベルで調節している. これにより, 標的組織(細胞)の増殖・分化の制御をはじめとする生体の恒常性維持に関わる広範な生理機能の調節に加え, 数多くの疾患の発症や増悪においても重要な役割を果たしていることが明らかにされている. I 核内受容体の構造 近年のゲノム解析によって, ヒトゲノムには少なくとも48個の核内受容体が存在すると考えられている1). 核内受容体にはエストロゲンやプロゲステロン, グルココルチコイド, アンドロゲン, ミネラルコルチコイドをリガンドとする古典的なステロイドホルモン受容体と, “adopted orphan receptor”である甲状腺ホルモン受容体, レチノール酸受容体(retinoid X receptor;RXR), ペルオキシゾーム増殖因子活性化受容体(peroxisome proliferator-activated receptors;PPARs), liver X receptors(LXRs)などが含まれる.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る