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第35回日本小児脂質研究会

講演2次抄録集

The Lipid Vol.33 No.1, 99-109, 2022

食事(特に飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸・コレステロールの摂取量)と血中コレステロール濃度との関係は1965年のKeys and Hegstedの式に遡り,これは栄養疫学的手法を用いた介入試験によって臨床応用可能な予測式をつくった先行事例として有名である.さらに,Mensinkらが1992年にこの課題のmeta-analysisを発表し,この分野のEBM(evidence- based medicine)およびEBN(evidence-based nutrition)の発展に貢献した.また,1960年に始まり1986年に最終報告が出されたThe Seven Countries Studyは,習慣的な飽和脂肪酸摂取量と心筋梗塞死亡率との関連を観察疫学研究によって示し,栄養疫学の発展ならびに循環器疾患の予防活動に大きく貢献した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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