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特集 いま,脂質がおもしろい ~若手研究者による最新の脂質研究~

2.リン脂質による表皮肥厚性疾患の病態制御

山本圭

The Lipid Vol.31 No.1, 47-52, 2020

生体膜を構成するグリセロリン脂質は,側鎖に飽和脂肪酸から高度不飽和脂肪酸までさまざまな脂肪酸が結合していること,さらに極性基の違いから哺乳動物には1,000種類以上の分子種が存在する.グリセロリン脂質は,リン脂質代謝酵素のホスホリパーゼにより加水分解され,その代謝産物は生体の状況に応じて恒常性維持や炎症免疫作用などのさまざまな病態生理機能に寄与する.本項では,皮膚炎症性疾患のうち乾癬に焦点をあて,ホスホリパーゼA2およびホスホリパーゼCによる皮膚病態制御について紹介する.
「KEY WORDS」リン脂質代謝酵素,脂質メディエーター,リゾリン脂質,乾癬,リピドミクス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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