小児期から動脈硬化性病変が始まると報告されている.今回のガイドラインの改訂で新たに「小児」の章が設けられたが,小児期から注意していこうというメッセージといえる.「小児」における内容は,まず,脂質異常症を早期に発見し,正しく診断することがあげられている.次に,原発性脂質異常症,なかでも家族性高コレステロール血症の対応が強調されている.また,続発性(二次性)脂質異常症の対応と,最後に正しい生活習慣と適正な体重を維持することが述べられている.小児では,例えば肥満の判定法なども成人と異なるため注意が必要となる.
「KEY WORDS」家族性高コレステロール血症,原発性高脂血症,肥満,生活習慣病,糖尿病
「KEY WORDS」家族性高コレステロール血症,原発性高脂血症,肥満,生活習慣病,糖尿病