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特集 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017

7.食事療法

藤岡由夫

The Lipid Vol.29 No.1, 61-68, 2018

動脈硬化性疾患の予防と治療において,食事を含めた生活習慣の是正は基本である.食事療法は薬物療法に比べて介入試験が困難で明確にできていない点が多いが,システマティック・レビューで長年の多くの臨床研究を整理し,日本人に適応するガイドラインを作成した.飽和脂肪酸,コレステロール,トランス脂肪酸など個々の栄養素への配慮も大切であるが,減塩を考慮した日本食(The Japan Diet)が推奨される.個々の身体活動量,病態,栄養状態を把握して適正な栄養食事指導を行うことが大切である.
「KEY WORDS」動脈硬化,ガイドライン,食事療法,飽和脂肪酸,コレステロール

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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