テキサス大学の分子遺伝学講座のGoldstein & Brown博士らによるLDLレセプターの発見,そしてこの遺伝子異常が家族性高コレステロール血症,動脈硬化を惹き起こすというノーベル賞受賞となった発見,さらにはこのパスウェイを標的とした遠藤章先生らによる高脂血症治療薬スタチンの発見,近年のPCSK9阻害薬などの創薬により,動脈硬化とコレステロールの分野は病因,治療の双方の面から飛躍的な発展を遂げた.そして,これには彼らが駆使した「体細胞遺伝学」による貢献が大きい1).
【特集 エピゲノムとメタボリズムのクロストーク】
特集にあたって
掲載誌
The Lipid
Vol.28 No.3 10-11,
2017
著者名
酒井寿郎
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
診療科目
循環器内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
The Lipid
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。