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特集 肝疾患と脂質代謝

10. 脂質異常症治療薬の肝脂質代謝への影響

倉科智行石橋俊

The Lipid Vol.28 No.2, 80-86, 2017

肝臓は生体における代謝の中心的臓器であり,脂質,すなわちコレステロールと脂肪酸の双方の代謝にとっても重要な臓器である.コレステロール代謝においてはアポリポ蛋白産生,コレステロールのエステル化から各種リポ蛋白の合成・分泌・取り込み・分解の各段階にかかわる.脂肪酸代謝では,脂肪酸合成,トリグリセライド合成,脂肪酸分解によるエネルギー産生とその役割は多岐にわたる.また胆汁酸の産生もコレステロール代謝に影響する.脂質異常症治療薬の多くは直接および間接的に肝臓での脂質代謝に影響を及ぼして,血液中のコレステロールや中性脂肪を変化させる.本稿では,各脂質異常症治療薬が肝脂質代謝にいかに作用し薬効を発揮するかを概説する.
「KEY WORDS」脂質異常症薬,肝臓脂質代謝

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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