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特集 新しいリピドーシス―中性脂肪と臓器障害―

Ⅰ.中性脂肪代謝の分子機構と臓器障害 5.脂肪毒性の遺伝性素因

堀田紀久子

The Lipid Vol.27 No.3, 46-51, 2016

「Summary」肥満により過剰な中性脂肪を蓄積した脂肪組織から脂肪毒性を引き起こすとされている遊離脂肪酸が分泌される.遊離脂肪酸は肝臓,膵β細胞,骨格筋に取り込まれて臓器障害を起こすと考えられている.近年のGWASや次世代シークエンス技術の発展により,さまざまな病態の遺伝性素因が明らかにされていきている.脂肪毒性に関連する病態の遺伝性素因についても,数多くの遺伝素因が方向付けされている.本稿では,論文報告に加えてわれわれの研究結果も交えて,脂肪毒性に関連する遺伝素因とターゲットの臓器障害との関連を示しながら概説する.
「Key Words」遺伝素因,GWAS,脂質代謝異常,非アルコール性脂肪肝疾患,内臓脂肪蓄積

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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