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特集 新しいリピドーシス―中性脂肪と臓器障害―

Ⅰ.中性脂肪代謝の分子機構と臓器障害 4.細胞外中性脂肪分解と臓器障害

野牛宏晃

The Lipid Vol.27 No.3, 39-45, 2016

「Summary」リポ蛋白リパーゼ(LpL)は細胞外中性脂肪水解を担う主な酵素である.血漿リポ蛋白代謝を介した抗動脈硬化作用を認める一方,マクロファージ泡沫化を介して動脈硬化を進展させる.心臓,骨格筋,脂肪組織が主な発現部位であることから,これら臓器でのエネルギー代謝や肥満との関連性が議論されてきた.LpLは正常な心機能を維持する上で重要であり,LpLの調節異常は心機能障害と関連する可能性がある.LpLは脂肪組織への脂肪酸供給をすることから肥満との関連性も注目されてきたが,脂肪組織とともに骨格筋のLpLも肥満に関連している.
「Key Words」リポ蛋白リパーゼ,動脈硬化,心機能,肥満

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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