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特集 サルコペニア

Ⅲ.サルコペニアの予防と治療 サルコペニア予防のための運動療法

若林秀隆

The Lipid Vol.27 No.1, 67-72, 2016

「Summary」サルコペニアの原因は加齢,活動(廃用),栄養(飢餓),疾患(侵襲,悪液質,神経筋疾患)に分類される.原発性サルコペニアの予防に最も有用なのは,レジスタンストレーニングである.一方,二次性サルコペニアも含めると,サルコペニアへの対応は原因によって異なり,リハビリテーション栄養の考え方が有用である.日本のサルコペニア高齢者に対する運動と栄養の併用は,運動単独より有用と考える.栄養や疾患による二次性サルコペニアの場合,筋肉量増加目的のレジスタンストレーニングは禁忌のことがある.サルコペニア予防の運動療法でも,栄養や疾患の影響を考慮した上で指導することが大切である.
「はじめに」サルコペニアは加齢のみが原因の場合を原発性サルコペニア,そのほかの原因(活動,栄養,疾患)の場合を二次性サルコペニアと分類する(表1)1).原発性サルコペニアの予防と治療に最も有用なのは,レジスタンストレーニングである.
「Key Words」原発性サルコペニア,二次性サルコペニア,レジスタンストレーニング,持久性トレーニング,リハビリテーション栄養

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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