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特集 家族性高コレステロール血症(FH)の新しい治療

Ⅳ.期待される新規治療 コレステリルエステル転送蛋白(CETP)阻害薬による家族性高コレステロール血症におけるHDL・コレステロール逆転送異常の治療

稲津明広

The Lipid Vol.26 No.4, 94-98, 2015

「Summary」家族性高コレステロール血症におけるHDLの質的・量的異常およびコレステロール逆転送異常を総説し,CETP阻害薬によるその治療の可能性を述べた.特にヘテロ接合体で表現型Ⅱbでの有用性が示唆された.
「はじめに」家族性高コレステロール血症(FH)はLDL受容体欠損により,高LDL血症兼高Lp(a)血症に低HDL血症を伴う.高トリグリセライド(TG)血症を伴う表現型Ⅱbは高TG血症を伴わないⅡa型よりもその動脈硬化惹起性が高いと考えられている.本稿ではFHの治療としてのコレステリルエステル転送蛋白(CETP)阻害薬の可能性を総説する.
「Key Words」脂質転送蛋白,コレステロール逆転送,preβHDL,Ⅱb表現型,コレステロール流出能

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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