<< 一覧に戻る

特集 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012

慢性腎臓病(CKD)の取り扱い

嶋英昭庄司哲雄

The Lipid Vol.24 No.1, 67-74, 2013

[Summary] 慢性腎臓病(CKD)患者は国内外を問わず増加の一途をたどっており, 続発性脂質異常を伴いやすい. 2012年, 日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」が改訂され, 動脈硬化性疾患の高リスク病態としてCKDが新たに加わった. また, 2012年に日本腎臓学会による「CKD診療ガイド」も改訂され, CKD分類が従来の糸球体濾過量(GFR)だけでなく蛋白尿や原疾患にも注目した新たな分類が示されている. CKDでも心血管疾患(CVD)の発症予防のために脂質管理が有用であり, 特に早期のCKDにおいてリスク低下が大きい. 進んだ病期のCKDでは, 腎排泄性薬剤の使用に注意が必要である. 「はじめに」国内の透析患者数は2011年末についに約30万人を突破し依然増加(図(1))していることが日本透析医学会統計調査委員会により報告された1). 2010年時点で慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)患者は全世界で約5億人, 日本人で約1,330万人と推算されている.
「Key Words」CKD,CVD,non HDL-C,病診連携

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る