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特集 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012

糖尿病の層別化

江草玄士

The Lipid Vol.24 No.1, 53-59, 2013

[Summary] 糖尿病は冠動脈疾患をはじめとする動脈硬化性疾患の重要な危険因子である. 糖尿病患者の動脈硬化予防には生活習慣の改善を基本とし, 血糖, 血圧, 脂質などを総合的に管理する必要がある. 糖尿病患者のLDLコレステロール(LDL-C)管理状況は一次予防, 二次予防ともいまだ不十分である. 一次予防患者の中でも, 細小血管症合併, 血糖コントロール不良状態の持続, 喫煙, 非心原性脳梗塞・末梢動脈疾患合併, メタボリックシンドローム合併, 主要危険因子の重複合併などの特徴を有する者はリスクが高く, LDL-C<120mg/dL達成を必須とした管理が必要である. 「はじめに」2型糖尿病(DM)は冠動脈疾患(CAD), 脳血管障害, 末梢動脈疾患(PAD)など全身の動脈硬化性疾患の重要な危険因子である. 血糖管理のみではDM患者の動脈硬化予防は達成されず, 内臓脂肪を含めた肥満の改善, 禁煙などの生活習慣是正強化に加え, 高血圧, 脂質異常など合併する危険因子を包括的に管理する必要がある.
「Key Words」糖尿病,冠動脈疾患,一次予防,二次予防

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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