<< 一覧に戻る

血管の画像解析

Ⅲ.血管機能へのアプローチ 第15回 ドップラーフローワイヤー・プレッシャーワイヤーの生かし方

塩野泰紹久保隆史赤阪隆史

The Lipid Vol.23 No.4, 101-106, 2012

「はじめに」冠動脈硬化の診断において, 心筋虚血の有無を判定する生理学的評価法は, 冠動脈狭窄の程度に基づいた解剖学的評価法と同様に重要な検査法と考えられている. ドップラーフローワイヤーやプレッシャーワイヤーは, 冠動脈血流速度や冠動脈内圧を計測することが可能であり, 心筋虚血の生理学的指標である冠血流予備能(coronary flow reserve; CFR)や冠血流予備量比(fractional flow reserve; FFR)を測定することができる. これらの指標は, 冠動脈疾患の重症度診断のみならず, 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)やバイパス手術などの治療法の選択や予後予測にも有用である. 本稿では, 冠動脈内の血流速度や血管内圧測定から得られるさまざまな生理学的指標の概念と臨床的意義について解説する. 「ドップラーフローワイヤー」「1. ドップラーフローワイヤーの仕組み」ドップラーフローワイヤーは, PCI用のガイドワイヤーと同径で(0.014インチ), 安全に冠動脈内に挿入することができる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る