Summary  マクロファージの脂肪酸は,エネルギー産生に利用されたり,lipid dropletとして蓄積されるほか,自身あるいは代謝過程で産生されるセラミド,ジアシルグリセロール,活性酸素種などは炎症やアポトーシスにも関連している.さらにTLRsは脂肪酸により活性化され細胞内へのシグナル伝達により炎症を惹起したり,細胞内脂肪酸結合蛋白であるaP2はERストレスおよびアポトーシスに重要であるなど,マクロファージにおける脂肪酸はそれに関連する蛋白も含め動脈硬化に深く関連している.