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特別Interview(The Lipid)

『The Lipid』初代編集委員を担当して~板倉弘重(品川イーストワンメディカルクリニック名誉理事長)

『The Lipid』編集部

The Lipid Vol.21 No.4, 86-88, 2010

-創刊が1990年4月ですが, この時期, 脂質代謝研究はどのような状況にあったのでしょう. 「僕がUCSFのドクターHavelのグループに留学していた1977年頃に話題だったのが, 一つは, HDLはanti-atherogenicの非常に重要なマーカーだからもっと注目すべきだということと, もう一つがGoldstein, BrownのLDL受容体の発見でした. それまでも高コレステロール血症が動脈硬化になりやすいことはわかっていたけれど, 治療法がなくて, みんな苦労したのですが, その頃から脂質代謝に関するいろいろな酵素やアポ蛋白の研究が進み, 1980年代から1990年にかけて, プロブコールや胆汁酸吸着薬, そしてスタチンが出てきて, 特にLDLが高い状態がかなり改善できるようになりました. 薬剤を使った介入試験でもLDLコレステロールを下げると冠動脈疾患が確実に抑えられることが証明され, 動脈硬化症など脂質代謝異常症に伴うさまざまな疾患が治療できるようになってきた. いわば脂質代謝において臨床が実を結びつつあった時期ですね. そういうときに雑誌を作ろうという話が出てきました」

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