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脂質研究の過去・現在・未来―創刊100号を迎えて―
(Up To Date)コレステロールフィードバック:LDLレセプターからSCAPのMELADLへ

掲載誌
The Lipid Vol.21 No.4 36-50, 2010
著者名
酒井寿郎
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
媒体
The Lipid

「Summary」コレステロール生合成は生物学の中で最も厳密に制御されているプロセスである. 合成速度は外部のコレステロールの供給に応じて100倍以上も変化する. このフィードバック調節機構の解明には長い歴史がある. この分野は75年前にRudolf Schoenheimerがコレステロールのバランスをマウスで計測したことから始まる. 彼はマウスにコレステロールを食餌で与えると, 肝臓のコレステロール合成が低下し, そして最終産物であるコレステロール合成系を阻害することを見出した. LDLレセプターは細胞外からLDLコレステロールを取り込み, この経路もまたコレステロールによって制御される. LDLレセプターの発現を制御するスタチンは動脈硬化治療薬であり, これもステロールフィードバック機構を巧妙に利用してLDLレセプター発現を上昇させ, 血中コレステロールを低下させる. このような機構も, 最近ではコレステロールを感知する膜蛋白レベルで解明されつつある. 膜結合型転写因子sterol regulatory element binding protein(SREBP), そしてステロールを感知するパートナー蛋白でありエスコート蛋白であるSCAPの発見が解明に大きな進歩をもたらした. SCAPの鍵となるエレメントはMELADLと命名された6アミノ酸シーケンスである. 本稿ではこのコレステロールフィードバック機構の大きな流れを概説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
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