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動脈硬化の危険因子―治療基準と方法―

糖尿病と動脈硬化

―その管理と効果―

曽根博仁山田信博

The Lipid Vol.19 No.2, 37-47, 2008

[Summary]糖尿病患者には初期から動脈硬化性疾患(すなわち糖尿病大血管合併症)が多発し, その予後を悪化させている. 脂質異常症や高血圧が高頻度に合併する糖尿病患者の動脈硬化性疾患を予防するには, 血糖, 血清脂質, 血圧など多項目について十分な治療を要する必要があることが, エビデンスとして確立している. これに基づき, 糖尿病患者に対する血圧や血清脂質のガイドライン目標値は, 一般より厳しく設定してあるが, 日本でも欧米でもその目標値に達しない患者がかなり多い. 一方, 糖尿病患者における動脈硬化性疾患の発症パターンやリスクファクターには性別や人種差がみられるが, これまでの大規模臨床研究は欧米人患者を主体としており, 東アジア人における糖尿病患者に対する介入研究はまだ十分でない. 日本人の治療対策を考える上でも, 日本人の大規模前向きデータを今後さらに蓄積する必要がある. 同時に糖尿病患者における食事療法や運動療法による動脈硬化性疾患予防効果についてもエビデンスを充実させる必要がある.

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