糖尿病患者の特徴は,冠動脈の枝病変の合併が多く,無痛性心筋虚血,心筋梗塞の高い罹患率が報告されており,冠動脈疾患の合併を診断されていない糖尿病患者の検死において75%に進行動脈硬化病変を認めることからも,心血管ハイリスク患者である。しかしながら,無症候性に経過することから,臨床症状である“胸痛出現”を経過観察するだけでは,限界があり画像診断による診断が重要となる。
「KEY WORDS」CTイメージングマーカー/ハイリスクプラーク/心筋虚血/心筋バイアビリティ/包括的プラーク診断