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Cefmetazole(CMZ)が有効であったESBL産生大腸菌感染症を合併した2型糖尿病の2例

Diabetes Frontier Vol.28 No.3, 345-348, 2017

基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)は薬剤耐性の一種である。カルバペネム薬が標準治療であるが,セフメタゾール(CMZ)にも感受性を示す。カルバペネム薬の汎用はさらなる耐性菌の出現を招く可能性がある。われわれはCMZ投与で改善したESBL産生菌感染の糖尿病2症例を経験した。症例1は69歳女性。腎盂腎炎に対し,他剤で治療を開始したが解熱せず,培養結果からESBL産生大腸菌に感受性のあるCMZに変更し軽快した。症例2は74歳女性。急性胆管炎に対し,初期からCMZを投与し軽快した。後日,ESBL産生大腸菌でCMZに対する感受性を有することを確認した。標準治療とされるカルバペネム系抗菌薬を投与しないことで,耐性菌の出現を抑制することが期待できた。
「KEY WORDS」糖尿病,セフメタゾール(CMZ),基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL),抗菌薬適正使用

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録