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糖尿病網膜症診療における眼科と内科の連携の重要性

Diabetes Frontier Vol.28 No.3, 319-323, 2017

糖尿病網膜症は,現在日本における中途失明原因疾患の第2位である1)。1998年の全国規模の視覚障害者疫学調査では,失明原因疾患の第1位であった糖尿病網膜症は,日本だけでなく世界中で糖尿病患者が増加し続ける2)3)背景の中,2001~2004年調査においては,第1位の座を緑内障に譲り4),さらにその次の2007~2010年調査においては,その失明患者全体に対する割合がさらに減少した。これには,糖尿病診療の進歩,糖尿病網膜症の治療技術の進歩と普及だけでなく,内科と眼科相互の連携協力が大きく貢献しているといわれている1)4)。しかし,年代別調査では,糖尿病網膜症が働き盛り世代の50~60歳代の主要な失明原因である1)状況は続いており,このことは,糖尿病患者の診療に携わる複数の診療科におけるさらなる連携強化の必要性を示唆していると考える。
眼科医の糖尿病患者への関わり方として,糖尿病網膜症診療を軸に,どのような形で糖尿病治療に関わることができるのか,またどのような形で内科医と連携をとることが望ましいのか,患者ごとにさまざまで複雑ではあるが,ここでは,眼科医の立場から考えた眼科-内科医療連携について,いくつかのポイントに絞って述べたいと思う。
「KEY WORDS」糖尿病網膜症,眼科-内科医療連携,糖尿病眼手帳,通院中断,病診連携

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録