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特集にあたって

Diabetes Frontier Vol.28 No.3, 267, 2017

糖尿病網膜症は糖尿病患者の約20~30%に合併し,視力を脅かし患者のQOL低下の原因となる重要な合併症である。しかし,近年診断および治療の分野でさまざまな進歩がみられ,糖尿病網膜症による視力障害は減少傾向にある。本特集では,そのような糖尿病網膜症の診療の進歩と現状について,国内のエキスパートの先生にご執筆いただいた。
川崎先生には糖尿病網膜症による視覚障害の現状について概説いただき,最近の網膜症の発症率・有病率,視覚障害の原因としての網膜症を取り上げていただいた。神田先生と石田先生には糖尿病網膜症の病態研究と進歩について,レニン・アンジオテンシン系(RAS)を中心に炎症という観点からご解説いただいた。
糖尿病網膜症の診断の進歩としては,超広角眼底撮影装置,光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)が挙げられるが,これらについては鈴間先生と本田先生にご解説いただいた。最近のトピックスとして,OCTの原理を応用して,造影剤を使用せずに網膜微小血管を描出できる光干渉断層血管撮影(OCT angiography)が注目されている。これに関しては,精力的にご研究されている石羽澤先生にご解説いただいた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録