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特集 消化管と糖尿病

Bariatric surgeryにおける腸管の意義

卯木智前川聡

Diabetes Frontier Vol.28 No.2, 185-190, 2017

Bariatric surgery(肥満外科治療)は,確実な減量効果だけでなく,劇的に糖尿病を改善させることから,海外では高度肥満を合併する糖尿病患者治療のオプションに位置づけられている。わが国では,腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が2014年4月に保険収載され,施行例が今後増加することが予想される。糖代謝改善機序については,多くの報告があるがいまだ不明である。インクレチンの関与が以前から提唱されているが,最近では,胆汁酸シグナル,腸内細菌,腸-脳-肝臓神経ネットワークの関与など,新しい機序が報告されており,さまざまな機序が複雑に関与していることが明らかになってきた。本稿では,最近の研究結果を中心に解説する。
「key words」インクレチン,デクレチン,胆汁酸,神経調節,腸内細菌

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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