骨格筋は身体において最も大きな組織であり,全たんぱく質量の50%を占める。健康な一般成人において,筋量は異化作用(空腹時,疾患,ストレスなど)と同化作用(栄養摂取,筋収縮など)の微細なバランスによって一定に保たれている。空腹時においてたんぱく質の出納バランスはマイナスであり,通常食事摂取によってのみ出納バランスがプラスに移行する。その結果,空腹時に失われた筋たんぱく質が補われることで,24時間の出納バランスがプラスマイナスゼロとなり,筋量が維持される。
「key words」サルコペニア,骨格筋,運動,たんぱく質
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