SGLT2阻害薬を投与すると欧米糖尿病患者のデータでは300~400mL/日の尿量増加があるとされている。1日に尿糖は50~100g程度排泄され,2~2.5Lの排尿をする。利尿作用は①糸球体濾過を促進(心拍出量増加,腎血流量増加など),②溶媒(水)増加が主の水利尿(尿崩症など),③尿細管での溶質再吸収抑制(糖,電解質)などが主の浸透圧利尿,の3つのメカニズムに大別される。SGLT2阻害薬を投与すると利尿作用により脱水を誘発する恐れがある。
「key words」脱水,有害事象,家族性腎性糖尿,高齢者
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