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特集 インスリン抵抗性~メカニズムに基づく新しい治療法の探求~

中枢を介するインスリン感受性の制御

迫田秀之中里雅光

Diabetes Frontier Vol.26 No.3, 317-320, 2015

「はじめに」インスリンの作用臓器として,肝臓,骨格筋,脂肪組織が代表であり,グリコーゲン合成,糖取り込み,脂肪合成を増加し,糖新生を抑制することなどによって血糖を降下させる。血糖が摂食により上昇すると膵臓のβ細胞からインスリンが分泌されて,血行性にインスリン作用臓器のインスリン受容体に結合し,インスリンシグナル伝達系が活性化されることで血糖が低下する機序が詳しく研究されてきた。しかし,近年の研究で,血行性のインスリンによる直接的なインスリン作用臓器への作用だけでなく,さまざまなペプチドが神経を介する中枢からの刺激でインスリンの分泌や作用を調整していることが明らかになってきている。
「key words」視床下部,自律神経,消化管ペプチド

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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