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特集 高血圧と臓器障害

家庭血圧からみた糖尿病の臓器障害と降圧治療

野口雄一浅山敬片山茂裕

Diabetes Frontier Vol.26 No.2, 205-209, 2015

「はじめに」1896年イタリアのScipone Riva Rocciらによって考案された,現在の形式の血圧計により,高血圧治療が現在のように一般化した。その降圧目標値は数々のエビデンスを参考に,人種・年齢・家族歴・生活スタイルなどを考慮しながら,年々厳格に,ときに見直しを受けて変化している。これら多くのエビデンスは本来,外来の随時血圧を指標とし,現在の高血圧治療ガイドラインの大半は外来随時血圧を指標として考案された。しかし,血圧は日内変動が大きく,個々のライフスタイルの個体差により,イベントリスクに大きな影響があることも知られている。一方,家庭血圧による血圧測定は従来外来随時血圧を補完する意味合いが強かった。だが,わが国と海外における家庭血圧計の普及率の向上によりグローバルでの家庭血圧のデータ集積も可能となってきた。
「key words」家庭血圧,ABPM,血圧管理,測定条件,JSH2014,HOMED-BP試験

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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