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特集 糖尿病とチーム医療

糖尿病教育のツールと学術集会

矢部大介清野裕

Diabetes Frontier Vol.25 No.6, 719-725, 2014

「はじめに」2012年の国民健康栄養調査の結果から,わが国の糖尿病患者は950万人,予備軍の1,100万人と合わせてその合計は約2,050万人と2007年の約2,210万人と比してわずかに減少に転じた1)。しかし,受療者は依然6割に留まり,より厳格な血糖コントロールが必要な若年層の継続受診者は4割しかない1)。原因の一端として,糖尿病は合併症出現まで自覚症状が乏しく,治療を拒む患者が多いことが挙げられる。合併症重症化に伴う透析導入や失明,下肢切断などを考慮すると,患者が糖尿病の継続治療の重要性を発症早期に学ぶことができる体制作りを,かかりつけ医・病院・地域行政などが連携して一層強化することが喫緊の課題である。しかるに,わが国では一定の質を担保した糖尿病教育の均てん化もままならない。この背景には糖尿病専門医や日本糖尿病療養指導士などの偏在による地域格差の問題に加え,体系的な糖尿病教育プログラムや教育プログラムで活用されるべきツールが十分に普及していないことも挙げられる。
「key words」糖尿病教育/教育ツール/学術集会

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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