<< 一覧に戻る

特集 インスリン分泌促進薬の現状と新たな展望

インスリン分泌促進薬の位置づけ(単剤療法)

内野泰弘世貴久

Diabetes Frontier Vol.25 No.5, 582-587, 2014

「はじめに」糖尿病臨床で使用頻度が高く,その長期使用成績が理解されている薬剤にインスリン分泌促進薬が挙げられる。現在,インスリン分泌促進薬は大きくスルホニルウレア薬(SU薬)とグリニド系速効型インスリン分泌促進薬(グリニド)に大別される。多くの2型糖尿病治療には複数の薬剤が使用されている。しかし,すべての薬剤は薬物相互作用(drug-drug interactions :DDIs)の可能性があり,できることなら使用種別は少ないほうがよい。本稿ではインスリン分泌促進薬の単剤使用に対しその可能性について以下に示す流れでまとめてみたい。
「key words」インスリン分泌促進薬/スルホニルウレア薬(SU薬)/グリニド系速効型インスリン分泌促進薬/SU受容体/KATP

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る