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特集 2型糖尿病治療の新時代を迎えて

インクレチンと血糖管理 (1)栄養素によるインクレチン分泌制御

矢部大介清野裕

Diabetes Frontier Vol.24 No.6, 649-654, 2013

[はじめに] インクレチンは, 食事由来の栄養素に応答し消化管内分泌細胞から分泌され, 血糖依存的にインスリン分泌を促進するホルモンの総称である. 今から100年以上前にその概念が提唱され, 約80年前にインクレチン(INtestine seCRETtion INsulin: INCRETIN)と命名され, 今日までにGIP (glucose-dependent insulinotropic polypeptide)とGLP-1 (glucagon-like polypeptide-1)が確認されている1)2). GIP, GLP-1ともに血糖依存的に膵β細胞のインスリン分泌を促進することで血糖降下作用を発揮するばかりか, 食欲制御や心筋保護, 神経保護, グルカゴン分泌調節作など多様な生理機能を有することから, 血糖降下作用を超えた抗糖尿病効果を有すると考えられている1)2).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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