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対談

研究とその背景を語る(43)

三木英司金澤康徳

Diabetes Frontier Vol.24 No.4, 437-445, 2013

「糖尿病学への道―沖中内科入局―」[金澤] 本日は三木クリニックの三木英司先生をお招きして, 糖尿病研究, 診療に長年携われてきた先生のご経験をお聞きしたいと思います. 先生は1956年に東京大学医学部をご卒業され, 沖中(重雄)内科に入局されましたが, 糖尿病に興味を持ち糖尿病学を専門にされた理由は何でしょうか. [三木] 私の祖母の家系の大伯父に久城直道という人がいました. 昭和3年に東大を卒業した小児科の医者で, 宮様の家庭医になっていたそうですが, 当時としては非常に珍しい1型糖尿病になり, 肺炎で亡くなってしまいました. 幼い頃その話を父から聞かされて, 糖尿病とは怖い病気だと思いました. 東大でなくなったのですが, 当時スルフォンアミド剤(Domagkの赤色プロントジル)の出始めの頃で, 使うかどうかで議論があり, 治療が保守的というか遅れているなどの批判を聞かされた記憶があります.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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