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特集 糖尿病と脂質代謝異常の病態リンク

メトホルミンと脂質代謝

船山崇田村好史綿田裕孝

Diabetes Frontier Vol.24 No.4, 418-422, 2013

「はじめに」メトホルミンは一般臨床では2型糖尿病の経口治療薬として広く普及しているが, 血糖降下作用の他にも多面的効果が近年明らかになりつつある. その作用の1つとして非アルコール性肝障害(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)改善や脂質代謝改善に関する報告がなされてきており, そのメカニズムは主としてAMPK(adenosine monophosphate-activated protein kinase)を介した機構が関与していると考えられている. 本稿ではメトホルミンの脂質代謝に対する効果とそのメカニズムについて概説する. 「I. メトホルミンの効果」メトホルミンはこれまで糖尿病薬として50年以上にわたって使用されているビグアナイドの1つである. ビグアナイドはライラックという植物から抽出された血糖降下作用のある薬物であったが, 1950年代に人工的にメトホルミンが合成された.
「key words」メトホルミン,AMPK,脂質代謝

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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