はじめに
2011年3月11日に東日本大震災が発生し,その被害の大きさに世界中の人々が驚愕し各地から一斉に救援の手が差し延べられた。連日の新聞,テレビ報道に接するにつれ心を痛め多くの人たちがさまざまな形で支援を続けてきたことと思う。しかしあれから6ヵ月が過ぎ,時の経つごとに人々の記憶の中から抜け落ちてきているかもしれない。でも現地ではいまだに多くの人々が避難所で生活し,生活の再建の目途すら立っていない。まだまだ長期戦の中にいるのだ。
過去には1995年の阪神淡路大震災,2004年の新潟県中越地震をはじめとして,世界中のどこかで多くの大災害が繰り返されてきた。考えてみればこの先いつどこで大災害に遭遇するか誰にもわからない。だからといってじっと待っているわけにはいかない。私たちは過去を教訓にして災害から身を守る方法を学び取らなければならない。
全文記事
糖尿病と救急医療
災害時の糖尿病医療を守るために
掲載誌
Diabetes Frontier
Vol.22 No.6 659-661,
2011
著者名
八幡和明
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
/
糖尿病
診療科目
一般内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
手術・救急
媒体
Diabetes Frontier
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。