糖尿病の診断基準
糖尿病診断基準改訂のポイント
Diabetes Frontier Vol.21 No.6, 667-671, 2010
「要約」 ・従来の血糖値による診断基準は堅持. ・診断基準にHbA1cを取り入れる. ・HbA1cのカットオフ値は6.1%(JDS値). ・初回検査で, (1)空腹時血糖値≧126mg/dL, (2)75gOGTT 2時間値≧200mg/dL, (3)随時血糖値≧200mg/dL, (4)HbA1c(現在使用しているJDS値*以下特に注釈がない場合はJDS値)≧6.1%のうちいずれかを認めた場合は, 「糖尿病型」と判定する. 別の日に再検査を行い, 再び「糖尿病型」が確認されれば糖尿病と診断する. ただし, HbA1cのみの反復検査による診断は不可とする. 初回血糖値とHbA1cを測定し, 両方が糖尿病型であれば同一採血で糖尿病と診断可能. ・別途日本糖尿病学会が定める日を目途にHbA1c(JDS値)のNGSP相当値(日本以外で使用されている国際標準値)への移行(JDS値 + 0.4% = 国際標準値).
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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。