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総説
わが国の膵臓移植―その歴史と現状

掲載誌
Diabetes Frontier Vol.20 No.6 647-654, 2009
著者名
金澤康徳 / 石橋道男
記事体裁
その他 / 全文記事
疾患領域
糖尿病 / 消化器 / 再生医療
診療科目
糖尿病・代謝・内分泌科 / 泌尿器科 / 小児科 / 消化器外科
媒体
Diabetes Frontier

「I 膵臓移植の歴史」膵臓移植の最初の成功例は, 1966年Lilleheiらの行った1型糖尿病患者への移植手術が歴史に刻まれている1). 膵臓には生体を糖尿病から防ぐ機能があることはすでにOskar Minkovskiが彼の一連の研究の中で証明している. 彼は犬の実験で動静脈をつけたままの膵臓の一部を皮下に移植(移動)し, その後数日して腹腔内に残存する膵臓を切除してもその犬は糖尿病にならないことを観察した. また, その皮下に移植した膵臓片を手術的に取り去ると糖尿病が発症することも観察し, 膵臓は糖尿病発症を抑制する物質を産生・分泌していることを明らかにした2). この研究成果は膵臓の内分泌機能の廃絶した1型糖尿病の治療手段として健康な膵臓を移植し, 正常な内分泌環境を作り出すことにより糖尿病を治療するという基本的な考え方を確立した. ほぼ同時期にHedonも膵臓の一部を移植することによって糖尿病動物の病態の改善を図ることができることを報告しており3), インスリン発見の半世紀前から健康な膵臓組織が抗糖尿病作用を有することは明らかにされていたのである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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