目でみるページ 糖尿病の画像診断
糖尿病における動脈硬化の侵襲的診断―IVUSその他
Diabetes Frontier Vol.19 No.4, 435-439, 2008
「はじめに」選択的冠動脈造影法を基礎とした経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention:PCI)の開発と発展は冠動脈治療のあり方を一変させた. 同時にPCIで培われた手法は, 冠動脈内に診断装置を挿入して冠動脈を内側から観察する侵襲的手法を可能とし, 動脈硬化の診断や病態解明の発展に大きく寄与している. 冠動脈の侵襲的診断法として臨床応用されている方法としては, 冠動脈造影法以外に血管内超音波(intravascular ultrasound:IVUS), optical coherence tomography(OCT), 血管内視鏡などが挙げられる. 現在これらの診断手法は, 主にPCIの際に詳細な画像診断が必要な場合や, あるいはPCIの治療効果判定などに用いられている. しかし, こういった侵襲的画像診断法により, 将来的には心血管イベントの原因になる可能性の高い不安定プラーク(vulnerable plaque)を言参断する可能性にも期待がもたれている.
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※記事の内容は雑誌掲載時のものです。