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目でみるページ 糖尿病と眼病変

増殖糖尿病網膜症の硝子体手術

望月泰敬畑快右

Diabetes Frontier Vol.18 No.6, 613-618, 2007

「はじめに」 糖尿病網膜症を原因として社会福祉の対象者となっている人は, 視覚障害者全体の約5分の1を占めている. その多くは増殖糖尿病網膜症(以下, 増殖網膜症)にまで進行した症例である1)(図1). 増殖網膜症は, 単純網膜症でも生じる黄斑浮腫とともに視力低下を引き起こす原因となるが, 放置した場合には完全失明に至るという点で黄斑浮腫と比較して病状はさらに深刻である. 増殖網膜症に対する硝子体手術において, 以前は網膜症が末期になってから行われていたこともあり, 視力予後は決して良好ではなかった. 糖尿病網膜症が, 今も高い社会的失明率の一因となっているのは憂慮すべき事実であるが, 近年, 手術機器・器具・手術補助剤ならびに技術の進歩が硝子体手術の安全性を向上させ, 完全失明者の減少に大きく貢献しているのも確かな事実である. 本稿では, 増殖網膜症について, 病態ならびに硝子体手術を中心に概説する.

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