<< 一覧に戻る

糖尿病管理におけるコメディカルの役割

小児糖尿病患者の管理におけるコメディカルの役割

中村慶子

Diabetes Frontier Vol.18 No.2, 161-164, 2007

「はじめに」「子どもは大人を小さくしたものではない」という表現で, 小児医療の特徴が語られる. その意味するものは, 小児が成長発達の途上にあり家族や周囲によって保護される存在であり, 身体的な構造や機能面から, 心理社会的な面からの対応に特別な配慮を必要とすることにある. 小児期に発症する糖尿病である「小児糖尿病」とは, かつては1型糖尿病の代名詞とされていた. しかし, 1型糖尿病の発症率に比べて2型糖尿病の発症率の急激な増加が報告され, 小児の肥満とともに危機感をもって小児期の生活習慣病として注目されている. 1型糖尿病の発症は0歳児からみられ, 思春期にやや増加するがその発症率は1.5/105であり, 1年に約300~500人の発症が推察される1). 一方, 2型糖尿病は小学生では1型糖尿病の発症率と同数であるが, 中学生は13.9/105であり約7倍近い発症者であることが報告されている2). 以上のような背景から, 小児糖尿病にかかわるコメディカルの特徴とその役割について概説する. 「1型糖尿病をもつ小児の管理とコメディカル」小児1型糖尿病管理の課題 小児1型糖尿病の管理では, インスリン注射による治療が不可欠であり, 良好な血糖コントロール状態の確保と生活の安全や安寧のバランスをとることが求められ, 正常な成長発達が保障されることが重要である.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る