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総説

肥満症に対する外科治療

佐々木章若林剛

Diabetes Frontier Vol.18 No.2, 113-118, 2007

「はじめに」わが国の肥満手術は, 1982年に川村ら1)により胃バイパス術で開始された. 1988年には胃縮小術が保険診療の適用となったが, 手技や適応の観点から現在までに約200例程度に限られ一般化していない. しかし, 近年は肥満患者の増加と内視鏡外科手術の進歩により肥満治療は著しい展開をみせている. 日本肥満学会は「東京宣言2000」で肥満と肥満症を区別し, 肥満症対策の重要性を提起, 2005年には動脈硬化を促進するハイリスク肥満症としてのメタボリックシンドロームの概念確立に至った. そして, 「神戸宣言2006では肥満症とメタボリックシンドロームの予防対策の重要性が採択され, その治療指針について日本肥満学会は「肥満症治療ガイドライン2006」を提案したい. さらに, 2006年の第19回日本内視鏡外科学会総会の特別企画においては, 「内視鏡および内視鏡外科による肥満治療」について, 日本肥満学会, 日本内視鏡外科学会, 日本消化器内視鏡学会の3学会合同委員会の適応指針が紹介された. 本稿では, 肥満症に対する外科治療の現状について概説し, わが国における肥満手術の導入, 当院の肥満治療の取り組みについても述べる.

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